駅直結の商業施設は大流行ですが、この神社も本当に駅直結。生駒山麓の枚岡駅ホームにも提灯がぶら下がり、とっても良い雰囲気。駅前のおでんやの誘惑に負けそうになりつつ石段を登る。
この本殿の写真では見えにくいが、4社が連なった構造でそれぞれ第一殿に天児屋根大神、第二殿に比売大神(天児屋根大神の后神)、第三殿に武甕槌大神、第四殿に斎主大神(経津主神)を祀っている。どんな同居生活を送っているのだろうか?
高台に上がってかろうじて本殿を拝む事が出来たが本当に美しい本殿。末社に関しては明治期に各村に在った神社を習合させたもの。こうやって時代とともに神社の数は少なくなっていくのか…。
何でも京都の八坂神社と深い関係があるらしい(詳細はHPでどうぞ)。私は断然こちらの神社の方が好きだ。この神社の魅力は高台にあるために神戸の美しい景色が一望できる事、夏に赴いたら相当心地の良い海風を堪能出来るだろう。
また裏山は相当気合の入った崖になっており、独特の雰囲気を醸し出している。訪れた目的は「蘇民将来子孫」のお札を求めてであったが残念ながら社務所は閉まっていた。しかし綺麗に整っている神社だった。地元に愛されている神社なのだろう。そういえば神社足もとに伸びる商店街も神戸らしくなくどこか庶民的な感じだった。
この参道、相当そそられませんか!?偶然発見した参道…と言っても、実際は住宅街の細い路地をくねくねと進んでいくだけ。
そして住宅街のくねくねの先には…その他の写真Aをご覧下さい。住宅街の中にあるものの案外立派でよく手入れもされている。説明によると、継体天皇が崩御された時に9人の皇后が殉死し、その彼女らを祀っているとの事。
そう言われて前を見ると確かにそこにはたいそう立派な継体天皇陵が鎮座していた。いつの時代も格差社会…。
上記の女九神社から徒歩10分ほどの無名の神社。住宅街の中にあって狛犬が非常に新しくなっていた。八坂神社と名乗りつつも灯篭には「八幡宮」と書かれていたがはて…。
この近くには旧西国街道が走っており、郡山宿本陣と呼ばれる本陣跡が現存している。
詳細はHPで見ていただくとして、ここではこの神社の商店街密着度具合をお楽しみください。商店街と神社の境目はもはやなし。
この大獅子殿の強烈すぎるインパクトのおかげで珍スポット的に扱われてしまう神社だが、なかなか由緒正しい神社であるらしい。
もともとは難波下の宮と称され、後三条天皇の頃よりすでに「難波牛頭天王社」として勧請され相当の規模を誇った神社であった。第二次世界大戦で戦火に遭うものの、昭和23年には復興を遂げており地元に愛された神社。祭神は素盞嗚尊、奇稲田姫命、八柱御子命。
それにしても大阪商人の神社というか…しかし元々神社は実際生きている人を祀ったり、実在した人物を祀ったり(菅原道真など)、仏教と混交したりと寛容な所がある。時代に沿った「変容」も、神社の特性を考えれば、悪くはないのかも知れない…どんな姿であろうと、地図上にこの神社が残り住民に愛される限り、見た目の変容はあまり大きな問題ではないのかもしれない。
踏切のそばにひとつだけ常夜燈が建っている。踏切の先を見ると岩田神社の鳥居が見える。おそらく近鉄線が敷かれる前は細い参道だったのが分断されてしまったのだろう。商店街近くにあり地元密着型だ。
仲哀天王・応神天皇・神功皇后を祭神とし、延喜式にも記載されている由緒正しい神社。
山車の車庫が横にある所を見るとだんじりが出るらしい。ここの狛犬は綺麗に手入れされて愛嬌たっぷり、花ニラが鳥居に寄り添うように咲き乱れ、境内で子供が駆け回る…こういう神社が沢山残っていけば素敵だなと思わせる神社だった。
「HOTEL COSMO」が本殿かのように見える程に回りはホテル街であり、寺とホテルが混在するカオスな雰囲気が素敵である。しかしながら由来は神武天皇の東征時にさかのぼり、本殿も日本で唯一の「生国魂造」との事(ほとんど姿は見る事が出来ないが、案外ホテルの窓から見えるかも)。御祭神は、生島大神・足島大神・大物主大神。
鳥居には「昭和32年・株式会社壽屋・鳥井信治郎 奉納」とある。サントリーの創業者が亡くなる5年前に奉納したらしい。日本文化を非常に大事にした彼らしいエピソードである。「とりい」氏が「鳥居」を奉納…お後がよろしいようで。
さすが商売の町、大阪である。色々な商売人の神様が市場のように勢ぞろい。しかも遊園地のように参拝順もしっかり決まっている。境内社の一角は公園になっていて、本を読んだりカップルでいちゃついたり、思い思いの時間を過ごしている。このミスマッチ感も、なかなか良いものである。
●住吉神社 ●天満宮 ●皇大神宮
●清鎮社 祭神:事代主神(恵比須)、比淘蜷_(弁天)
●城方向(きたむき)八幡宮 大坂城鬼門鎮護の社
●稲荷神社 祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)の御分霊
●源九郎稲荷神社
●鞴(ふいご)神社・家造祖(やづくりみおや)神社・浄瑠璃神社
●鴫野神社(しぎのじんじゃ) 祭神: 市寸島比売(いちきしまひめ)、大宮賣神(おおみやひめのかみ)、淀姫神(よどひめのかみ)
普段寺院にふらっと入りたくなる事はそうそうないのだが、あまりの新緑の紅葉と門の透かし彫りの美しさに立ち寄った。「生玉町」は生国魂神社でおなじみだが、寺院とホテルの数が半端ではない。当寺院もその中のひとつだ。
掃除をよほど丁寧にされるのか、境内が信じられないほどに美しく、黄緑の木漏れ日が境内に満ち満ちている。また、近年創建されたと思われる門の透かし彫りは必見。思わず近くでまじまじと見物してしまった。しかも境内には、豊川稲荷から勧請した小さなお稲荷さんがちょこんと鎮座。マイナスイオンを存分に浴びる事が出来る、正に「都会のオアシス」である。