泉神社と聞いて、綺麗な泉があればいいなと思うだろうがこれが本当にあるのだ!この辺り一帯は泉が森と称され湧水の名所である。こんこんと湧き出る泉の透明度は息を飲むばかり、この美しさに魅了されたのは古代人も同じで、酒や食べ物を持ち寄っての男女のパーティの場になっていたそうだ。
泉の近くにある津神社の由来はHPに詳しいが、日立最古の神社と言われる。泉神社は人皇第十代崇神天皇の御代、宇治49年(紀元前42年)にこの地方に鎮祀されたと伝えられている…常陸国風土記が書かれた土地である。こういった素晴らしい文化財を有しているのに観光資源として活用できていないところが非常にもったいない。
茨城県日立市・会瀬海岸の崖が突き出した突端に建つ。日立の海は荒い。漁師が無事に戻ってくるように、おそらくここに祀られたのは海神だろうが残念ながら歴史を知るための由来書は何もなかった。今にも崩れそうな石垣を登るとこの絶景!ド演歌の世界に馴染んだ素晴らしい神社だった。
和歌浦の風光明媚な景観の中にあり、かつては海辺の小島であり今は小高い丘になっている「奠供山(てんぐやま)」のふもとに位置している。祭神は稚日女尊(丹生都比売神)・息長足姫尊・衣通姫尊の三女神。
本殿は拝殿後方のボロボロの石段を登っていった先にあるにはあるのだが、目視ではほとんど確認出来ない。(本殿は見えたらこんな感じらしい)
特筆すべきは裏にある奠供山(てんぐやま)頂上からの絶景!これを見ずして帰っては非常に勿体ないのでご注意を。
玉津島神社に隣接しており、元々は玉津島神社の祓所だったのが後に独立した。御神体は塩槌翁尊(しおづちのおじのみこと)で岩穴に鎮座しており、まるで古事記の世界にタイムスリップしてしまったかのような神秘的な雰囲気。
拝殿の屋根上に落石防止の柵がついているのには理由がある。この地帯は三波川帯と呼ばれる非常に脆い結晶片岩の地形であり、少し触っただけでもモロモロと崩れ落ちてしまうのだ。岩のそばには剥がれ落ちた欠片がごろごろしており少々危ない。
しかしこの地質のおかげで、玉津島神社や塩竈神社一帯の、起伏に富んだ素晴らしい景観が産み出されているのである。
道後温泉のただなかにあり、穴場とは言い難いが、見どころは何と言っても果てしなく続く石段。登り切って振り返ると松山城がはるか遠くに見えてなかなかの絶景。しかし間違っても「ひとっ風呂浴びて神社でも」というような場所ではない!とにかく石段が大変きついので、登った後に道後の素晴らしいお湯を堪能する事をお勧めする。
残念ながら夕刻だったため本殿の写真がありません。かなり小さな神社なのですがさすが観光地にあるだけあり、HPが充実していますのでそちらをご参照下さい。道後の高台にあり、裏道から登る途中に道後本館の全容を眺める事が出来ます。浴衣を着てそぞろ歩きするにはうってつけの雰囲気の良い神社です。
あまりに有名で今さら説明する必要もないので、ここでは大鳥居が時間ごとに見せる様々な顔を。昼は健康的、夕暮れは憂いを帯び、夜はセクシーで華やか、こんな女性がいたら楽しそう。
四国八十八箇所霊場の第一番札所である。皆ここをスタートにして霊場巡りに旅立つのだが、あまりに立派でここで満足してしまった私は、やはり三日坊主人間だったと痛感した。
門の感じや全体に漂う南国的雰囲気は、やはり京都の寺院とは違う。なお寺院前を通る撫養(予想外にも「むや」と読む)街道は、吉野川北岸に沿って伸びており、阿波五街道のひとつ。
熱田神宮は、草薙剣をご神体とする由緒ある神社である。113年(景行天皇43年)創建とされ、2013年(平成25年)に創祀1900年を迎える。ご神体である草薙剣は、源平合戦で海に沈んだ、熱田神宮に本物が保存されている、見た人間は死亡する…など様々な憶測が飛び交っている謎の神剣である。
本宮自体は結婚式なども行われ、あまり良い雰囲気ではないが、別宮一社、摂社八社、末社十九社を数える摂社群(詳細はこちら)には、古来の雰囲気を残す所も多く見られる。特に摂社・楠御前社は本殿がなく楠を御神木として崇めており、原初の信仰の様子を垣間見る事が出来る。
とにかく無数にある摂社めぐりをするのがおススメ。ちなみにお土産の「きよめ餅」はこしあんがとても美味。
●摂社・別宮八剣宮(神剣が祀られる)
●摂社・上知我麻神社・大国主社・事代主社
●南新宮社(祭神・素盞嗚尊)
●摂社・楠御前社(祭神・伊弉諾尊・伊弉册尊)
●神明造が美しい摂社が無数に
●御神木
●美しい鶏も…
●熱田名物・きよめ餅
汐留のビル群の中にぽつんと建つ神社は、江戸城築城→関東大震災後の都市計画区割整理→平成21年の都市道路計画(環状2号線)により遷座地を転々と変え、現在の汐留ジオサイトに落ち着いている。写真を見ても分かる通り、かなりビルに囲まれ肩身の狭い状態になっている。ちなみに、平成21年に現在の位置に鎮座する前の様子は神社庁HPに詳しい。
平成21年の道路建設はちょうど神社の眼前を通る道路で、「マッカーサー道路」と言われるものである。こういった様々な環境変化があっても、変わらぬ信仰を集めている本当に愛された神社である。サラリーマンが早朝参拝している姿も見られた。
祭神は豊受大神と祓戸四柱大神。昔は海のそばにあった名残で「鯖稲荷」とも言われる。それにしても奈良や京都の神社ばかり行っていると、ビルに囲まれた神社というのがあまりに信じられない光景に写ってしまう…たくましいというかなんというか。