奈良市街のメインストリート三条通りをJRに向かって進むとあるのが全く観光地ではない浄教寺。まだ若い樹だが、春になるとしだれ桜が大変美しく咲き誇る。コンビニやパチンコ店の連なりにこの桜が見られる光景が、色々な意味で正に奈良クオリティ。
747年3月、光明皇后が造立の古刹。写真の本堂は国宝だが、おそらく最も有名なのは十二神将像。これまで見た中で最も迫力があり印象深い。電気のない時代、蝋燭のほのかな明かりに浮かび上がる彼らのリアルさはいかばかりであっただろうか!
また新薬師寺は花の名所で特に萩が有名。徒歩で訪れると必ず疲れるので、カフェタイムには寺院隣の黒川紀章建築の奈良市写真美術館がお勧め。
●本堂の写真 ●稲荷社 ●竜王社詳細は分からないが菅原天満宮途中で見つけた浄土真宗派の寺院。鐘楼もありなかなかのたたずまいだが、あまりに入り組んだ住宅地の只中にあるため二度と出会えないかも知れない…そんな場所。春にはしだれ桜が綺麗だろう。
●本堂の写真すでに4回も訪れている寺である。猿沢池から歩いて5分ほどの街中にあるとは思えない静寂が境内にはある。創建は古く飛鳥時代。国宝極楽堂の瓦がところどころ風合いが違うのは(下記写真参照)、何と飛鳥時代の瓦が混じっているから(!)との事。
そして何より当寺は花の名所。特に6月中旬〜7月初旬の梅雨時期は桔梗が素晴らしく、石仏の合間を埋めるようにに咲き乱れる。雨の音に耳を傾けながら、薄暗い極楽堂の中で心を落ち着けるひと時…こんな贅沢はこの寺ならではである。
●国宝極楽堂の写真・瓦に注目 ●桔梗の写真 ●萩の写真 ●弁財天 ●弁財天の可愛い鬼こぼれ落ちるようなしだれ桜の名所。あまりの巨木で神社の境内が見えなくなる程に咲き誇る。また、名前の通り古来より氷の神を祀り、「献氷祭(5月1日)」という鯛などを一緒に固めた氷を奉納する儀式が行われる。全国から氷に携わる業者が訪れ、いわばこの業界に方にとっての聖地なのである。
…という事はウイスキー愛好家にとっても氷室神社は聖地という事になりますか。
●その他の写真はコチラ法隆寺は2回訪れたが両方ともひどい雨だった…。しかし雨に濡れて煙るたたずまいも写真に写すとまたいいものである。もともと完成された伽藍配置・建築美のせいか、素人が撮ってもそれなりに収まりがよいのである。
しかし1400年もの間この姿が維持され続けているというのは驚くべき事である。
●梅と法隆寺の写真はコチラ由緒が全く分からない。阪奈道路の入り口付近に位置している本当に小さい神社である。たたずまいからするとあまり古くはなさそうだが、小高い丘の上にすっきりと良くまとめた感じのする可愛い神社である。阪奈道路の真横にある割には木々に囲まれて騒音はあまり気にならない。
天満宮と言えば、菅原天満宮にも非常に近い。しかししょっちゅう車で通っているのにこんな所にあるとは気付かなかった。
●その他の写真はコチラ ●本殿と摂社平城宮のほど近く、古い住宅地の中にひっそりとたたずむ寺院。地元密着なので決して有名ではないが、毎年このしだれ桜が楽しませてくれる。
近くには佐紀神社や佐紀古墳群があり歴史好きにはたまらないエリア。
●その他の写真@ ●その他の写真A ●古墳へと続く味わい深い細道… ↓↓山上八幡神社へ続きます地図で確認していただきたいが、上記「教行寺」と近く「日葉酢媛命陵」の眼前に位置している。何よりこの奉納された極彩色絵の数々が特徴である。
灰皿が置いてあったり、燈籠には電気ケーブルが差し込んであったり(おそらくお祭りの際に灯すのだろうか)次の集まりの日程表が張ってあったり…。本当に大事にされているのがありありと伝わる。
またここの杉は豊臣秀吉によって植樹されたという伝説も残っている。
●由緒 ●鳥居と全景 ●ずらりと並ぶ真新しい燈籠 ●本殿写真の道路を挟んで左側が佐紀神社である。平安時代に佐紀神社の末社として成立し、ため池のほとりに建つ。ちなみに「釣殿」というのは釣殿神(経津主命・六御懸命の総称)から来ているらしい。
池のそばにありなかなか解放感がある。樹齢200年のモチの木は自由で伸びやかな水墨画のようで非常に見応えがある。神様も夜な夜なほとりの池で釣りでもしているのだろうか…
●由緒書と池 ●拝殿